ツバキ

 

 ツバキの語源は、常緑の“厚い葉”を意味する「厚葉木−アツバキ」にあって、ここから「ア」が脱落したという説が有力です。

 他には、ツバキの朝鮮語「ton-baiku」から転訛したという説もあります。漢字の「椿」は、奈良時代にはすでに使われていて、漢語の「椿」はセンダン科のチャンチン(香椿)のことで、それは『荘子(逍遥篇)』によると8000年も生きる長寿の樹ということになっていて、「椿」の実物を知らなかった日本人が、この漢字をわが国の春を代表する樹であるツバキに流用したという話です。

 

 ちなみに、ツバキの学名は「カメリヤ・ヤポニカ」。カメリアという属名は、スウェーデンの博物学者が、フィリピン・ルソン島の植物を研究した宣教師ゲオルグ・カメルを記念して、命名したものだそうです。
 

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 寒い季節に、紅い花を咲かせるツバキは庭をあたたかく彩ってくれます。日本原産の花と聞き、さぞ昔も人気があったことだろう、と思ったら意外な話がありました。

 江戸時代、武士はツバキがお嫌いだった!!というのです。

 理由は、散り方にありました。
ツバキ
の花は、ボテッと全部一緒に落ちてしまいます。これが斬首刑を連想させ縁起が悪い、というのが理由のようです。よく似た花に「サザンカ」がありますが、武家屋敷では、ツバキよりもサザンカの方が、人気があったそうです。サザンカは、1枚1枚花びらが散るのでOKだったんですね。

 

 

   

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